片岡鶴太郎展「艶葉樹(つやばき)」
横浜の京急百貨店にて
「片岡鶴太郎展」が最終日、
ということで行ってみました
(割引券使用で400円で入場)
もう画業15年とのこと。
バラエティのイメージしかなかった頃は
こんな「画家」になっちゃうなんて
全く想像してませんでしたけど。。。。
すごい努力ですねぇ・・・
絵画のほか、絵付けされた着物や
陶器などもありました。
椿、果物、魚、江戸前寿司(笑)など・・・
良い意味で
「描けそうで描けない」絵の数々
ショップではなにも買わないつもりだったけど
雰囲気(?)に負けて、お買い上げ
こちら自分用に、これからの時期によさげな絵はがき
こっちは、おばあちゃんへの贈り物にします。
絵はがきセットと、一筆箋とクリアホルダ
今年のタイトルは「艶葉樹(つやばき)」なんだそうです
17年前の早春 如月 朝 5時
自宅前の玄関を出て車に乗り込もうとした その時 背後に何か気配を感じ
無意識に振り返る無防備な眼に 真っ直ぐに吸い寄せられた 紅い 一重の横顔
椿との出逢いであった
その日から 椿に恋焦がれ
椿を描ける人に成りたいと全身で想った
絵を描ける人に成りたいと思った 椿の音色を告白できる人に成りたいと願った
椿を描ける人に成れたら どれ程 幸せなのか 想うだけで鼓動が上がった
何故 これ程までに 焦がれるのか それを聴きたくて描いているのかもしれない
椿 椿 椿
椿を描けば 葉が意地らしく 頬笑む
可愛いく 描いてあげてね と目で念を押す
椿と 寄り添う葉
この二人の関係は一角のもの
厚く光沢ある葉は 椿花を守る 蕾を雪から守るべく 傘になり
積もった雪を滑り落とす
葉が無ければ 蕾は雪焼けして 花には成れない
美しく咲かすのが 葉の幸せなのか
艶のある 葉っぱ の樹
その昔 つばき は 艶葉樹(つやばき) と呼ばれた
~片岡鶴太郎~
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